312人が本棚に入れています
本棚に追加
「召喚獣?」
聞き慣れない呼称に首を捻る。どうやら俺のことらしいが、さっぱり心当たりがない。サリューは俺の質問で我に返ったのか、大きく頷いた。
「あ、……あぁ、そうだ。この世界では力あるものは、異世界より召喚獣と呼ばれるものを喚び出すことができるんだ」
彼の話によると、召喚獣は召喚者を守るためにいる存在で、召喚者は一生に一度だけ、自身の持つ力に応じて、その存在を異世界より喚び寄せることができるのだそうだ。
そして俺がその召喚獣らしい。
最初のコメントを投稿しよう!