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××××××××××××××××××××××××××× 「あれ、町田くん?まだ帰らないの?」 「今村先生。人、待ってるんで。」 「ふーん。早く帰りなよ~」 「はいはい。先生は?まさかまた、悠くんに手伝い頼もうとしてるわけじゃないですよね?」 「え?ち、違うよ?見回りだって!」 「あ、そう。なら良いんですけど。」 オレだっていつも手伝いを必要としてるわけじゃないし!ってふて腐れる目の前の人物に目を向ける。 ほんとにこの人、年上? しかも教師って。見えねぇー。 てか、思いたくない。 目の前の人を見ていると同時に思い浮かぶのは、今はいないクラスメートの姿。 彼がこの人のことを話す時、嬉しそうだけど、同時にいつも辛そうだ。 それでも想い続けるのは、この人がそれだけ魅力的ってことなんだろうか。 …オレには全然わからないけど。 「先生ってさ…どうして悠くんにばっかり手伝いを頼むの?確かに優しいし、真面目だから頼まれたことはしっかりやる人だけど。」 「…町田くん?」 ふと、気になったことを聞いてみる。 当の頼まれた本人は、なんだかんだ嬉しそうだし、いいんだろうだけど。 「贔屓は良くないと思うんですよね。 それに…、 もし、都合が良いからとか使えるからとか、そういう理由だったら、友人として許しませんよ…?」 あれで、意外と傷付きやすいんですから。 ないがしろに扱われちゃ、たまらない。
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