第1章

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彰「でも、本当に気をつけてね?強姦とか…まぁ秋人なら大丈夫だとは思うけど」 強姦… この学校は大丈夫なのか? まぁ、俺は小さい頃からいろいろならってたこともあるし、喧嘩になれば結構強い。 から特に心配はないだろう。 秋『なぁ、この学校って強姦とかよくあんの?」 思ったことをふと尋ねてみる。 彰「残念ながら、ね。」 秋『……大変だね、兄さんも(ハァ)』 そのあとは、学校の規則についての説明やら寮の鍵やらについて聞いた後、俺は職員室に向かった。 十分ほど歩いて職員室と書かれたプレートがみえた。 …ここが職員室か。 広そうだな 確か、担任の名前は速水楓だったな 兄さんに聞いた担任の名前を思い出す。 秋『失礼します。速水先生はいらっしゃいますか?』 ?「おーい、こっちだ」 職員室の奥の方からこちらに向かって叫んでいる。おそらくあれが担任だろう。 声の方向へ行くと黒シャツのホストがいた …ホストがいた。 え?これ教師なのか? 脚組んでるし。 楓「俺が担任の速水楓(はやみかえで)だ」 どうやら本当に教師だったようだ。 秋『葉月秋人です。』 楓「お前のクラスはAクラスだ、案内すっからついてこい」 はい、と職員室をでて教室へ向かう。 この学園のクラスはS~Dまでの5クラスだ Sは生徒会やら、家柄。そして顔 AからCまでは順番に家柄とかがいいやつ。顔面偏差値も大きく影響している…と思う。 そして顔関係なくDは不良やら問題児クラスだ。 本当はSクラスのはずだったが、目立つのは嫌なので兄さんにAクラスにしてもらった。 楓「なぁ」 秋『あっ、はい』 不意に担任に話しかけられる。 担任は俺の顔を覗き込むようにガン見して くる。 なんなの? 秋『なんですか?』 楓「お前、ちょっとメガネとってみろよ」 ……? 意味が分からない。だか、断る理由が特に見つからない。 転校初日で目をつけられるのも嫌だしな… 少し考えたが、言われた通りに メガネをとる。 担任はちょっと目を見開いたかと思うとニヤリと笑った。 失敗したな、と思った。 てゆーかなんなんだ? イケメンでちょっとムカつくんですけど。 楓「可愛い顔してんじゃん」 その言葉に俺は担任を軽く睨む。 小さい頃から可愛いだの綺麗だのいわれ続けてきた。が 男として可愛いといわれるのはなんだか複雑な気分だ。
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