第1章

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暫くすると、男性は一つの扉の前で立ち止まった。 その扉は、此処へ着くまでに通り過ぎてきた多くの扉の中で一際大きく、豪華さを物語っていた。 「お父様、お連れしました。」 男性はその扉を叩き、呼び掛けた。 「入りなさい。」 そして男性は茉莉を抱えたまま、その扉の中に入っていった。
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