2.弟なんていらねーし!

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「いい?兄さん、今日から兄さんは俺のモノだから」 「はぁ?」 「だから、俺以外の男に欲情すんの禁止」 「何言ってんだよ?そんなの俺の勝手だろ?大体おまえのモノになるとか意味わっかんねーよ」 何故に初対面の男のモノにならんといかんのだ! しかも碧の他に欲情するなとか、もうこれ以上イジメないでくれる? 俺、予想以上にメンタル弱いから。 俺のささやかな楽しみ(父さんを想像しながら独りハァハァ)まで奪おうだなんて、自殺もんだかんね? 「じゃ、やっぱり今ここで調教するしかないか」 えっ? 今何て言った? 聞き間違いとかじゃないなら、調教とか聞こえた気がするんですけど… 冗談ですよね…? ね? 碧くん、冗談って言って!! ………、 目が! 目が! マジなんですけどー!!! 「覚悟するのは兄さんの方みたいですね」 逃げ出そうとした俺を意図も簡単に押さえつけると、碧は自分のベルトをカチャリと外した。
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