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「いい?兄さん、今日から兄さんは俺のモノだから」
「はぁ?」
「だから、俺以外の男に欲情すんの禁止」
「何言ってんだよ?そんなの俺の勝手だろ?大体おまえのモノになるとか意味わっかんねーよ」
何故に初対面の男のモノにならんといかんのだ!
しかも碧の他に欲情するなとか、もうこれ以上イジメないでくれる?
俺、予想以上にメンタル弱いから。
俺のささやかな楽しみ(父さんを想像しながら独りハァハァ)まで奪おうだなんて、自殺もんだかんね?
「じゃ、やっぱり今ここで調教するしかないか」
えっ?
今何て言った?
聞き間違いとかじゃないなら、調教とか聞こえた気がするんですけど…
冗談ですよね…?
ね?
碧くん、冗談って言って!!
………、
目が!
目が!
マジなんですけどー!!!
「覚悟するのは兄さんの方みたいですね」
逃げ出そうとした俺を意図も簡単に押さえつけると、碧は自分のベルトをカチャリと外した。
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