835人が本棚に入れています
本棚に追加
「と、とにかく離れろ」
そんな背中から抱きしめられたら身動きがとれない。
それに、けっこうヤバい。
「いやです」
耳元でそんな答えが返ってきたかと思ったら、碧は首筋に顔を埋めた。
「あんなことされて、欲情しないわけないじゃないですか」
密着された腰に硬いモノが当たる。
「ちょっ!何、考えて…」
「目の前であんな表情見せられたら、普通想像しますよ?」
想像って、まさか…
「フ○ラの…」
や、やっぱりそうくるか!
そりゃ俺だって父さんにあんなことされたら確実に想像するよ?
でも、想像と現実は違うかんね?
「いや、いやいやいや。ぜってー無理だし!」
父さんのなら喜んでするけど、碧のはありえねーし!
「俺の、絶対おいしいですよ?」
んなわけあるかー!
どっからくるんだ、その自信は!
「先っぽだけでもいいのでお願いします」
あほかー!
先っぽなんて、一番色々飛び出てくるとこじゃねーか!
出来れば一番舐めたくない場所だよ!
「じゃ、違う方法でこんなふうにした責任取って下さいね?」
そして碧は、それまで胸を弄っていた右手をスーっと下にずらして行った。
最初のコメントを投稿しよう!