4.オムライスと救急箱だし…

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「と、とにかく離れろ」 そんな背中から抱きしめられたら身動きがとれない。 それに、けっこうヤバい。 「いやです」 耳元でそんな答えが返ってきたかと思ったら、碧は首筋に顔を埋めた。 「あんなことされて、欲情しないわけないじゃないですか」 密着された腰に硬いモノが当たる。 「ちょっ!何、考えて…」 「目の前であんな表情見せられたら、普通想像しますよ?」 想像って、まさか… 「フ○ラの…」 や、やっぱりそうくるか! そりゃ俺だって父さんにあんなことされたら確実に想像するよ? でも、想像と現実は違うかんね? 「いや、いやいやいや。ぜってー無理だし!」 父さんのなら喜んでするけど、碧のはありえねーし! 「俺の、絶対おいしいですよ?」 んなわけあるかー! どっからくるんだ、その自信は! 「先っぽだけでもいいのでお願いします」 あほかー! 先っぽなんて、一番色々飛び出てくるとこじゃねーか! 出来れば一番舐めたくない場所だよ! 「じゃ、違う方法でこんなふうにした責任取って下さいね?」 そして碧は、それまで胸を弄っていた右手をスーっと下にずらして行った。
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