4.オムライスと救急箱だし…

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「少しだけ脚を開いて貰えますか?」 カチャカチャとベルトを外す音がしたかと思うと、何か熱いモノが尻に触れた。 こ、これは、もしや碧の碧くんではなかろーか。 脚を閉じ、一生懸命入り口を発見されないようにケツ筋に全パワーを注ぐ。 「ヤダ!」 んなことしたら、受け入れ態勢万全になるだろーが! 「そんなこと言わずに俺の言うこと聞いて下さい」 逃げ出そうとした俺を抱く腕に力を込めて、碧はまた耳元で囁いた。 「イヤだって言ってんだろ!何しようとしてるか解ってんのに言うことなんかきけるか!」 おまえの言うことなんか聞いたら最期、俺の神聖なる部分が汚されるだろーが! 「大丈夫ですから」 「こんな硬くなってるモン人のケツに押し付けながら、よく大丈夫だとか言えるな!?」 もうさ、さっきから半端ねーんだよ、擦りつけが! ていうか、もうそのままそこで出してくれよ! そうすれば被害が最小限で済むんだから。 「駄々こねないで早く脚開いて下さい。じゃないと、本当に無理矢理突っ込んで力任せに腰振りますよ?それぐらい限界なんです」 ま、マジか。 無理矢理とか力任せとか俺が一番恐れている事態じゃねーか。 それは困る! つーか、もうこの状態って逃げようがないという…。 ここはもう覚悟を決めるしかねーのか? 限界つーなら、2、3回で発 射するかもしんねーし、それなら色んな意味での俺的ダメージも少ないかもしんねー。 ああ、もう駄目だ、俺。 ヤる前提の考えになってきてる。 そんな葛藤が頭ん中で繰り広げられているとも知らずに、ふと碧くんが俺の尻の割れ目に無理矢理潜り込んで来ようとした。
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