1人が本棚に入れています
本棚に追加
どうしてこうなった。
目の前には見慣れたカルガインの町並みが広がっていたよ。
風を感じるしなんだか匂いまである。
やたらリアルだ。
どこか呆けて混乱した頭で思い出してみる。
・・・わからない。
泣きそうになった。
『返事してよぅ・・・』
そんな時だ。
ふいに声をかけられたのは―――
「おまえ何泣いてんの?」
顔を上げるとふてぶてしい態度の機嫌悪いですよーオーラ纏った男が見下ろしていた。
無意識に脱力したのか座り込んでいたみたいで。
最初のコメントを投稿しよう!