prologue

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「お姉ちゃん、だぁれ?」 家の目の前で立ちすくしている私に、その男の子は声をかけてきた。 「あ、は、はじめまして。私、僕のお隣のおうちに住んでる藍瀬らな(あいせ らな)僕は?」 名前を聞き返すと、その男の子はまるで天使のような笑顔で 「おれ、きょうここのおうちにひっこしてきた、みうらはるやです。」 と、大きな声で自己紹介をしてくれた。 「仲良くしてね、陽哉くんっ」 「うん!おねえちゃんも仲良くしてね!」 それが私と陽哉の出会い。
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