第1章 密事
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男らしい、武骨な指が私をなぞる。 指が肌に触れるその感触だけで私の体は喜びだす。 「…っふ、ぁ、」 ただ、首筋、胸元、腰と流れるように撫でられてるだけなのに、 びくびくと震える私を楽しむように獣の目が強く射抜く。 その情慾に濡れた目で見られるのが、すき。 頭がしびれる、唇が欲しくなる。 この人は、私の麻薬…
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