第1章 密事

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どうしよう どうしよう 止まらない。 「っ…あ!」 「ばか、声でかい」 ぐっと口元を抑えられて、それでも愛撫をやめない指先を恨めしく感じる。 絶対わざとだ。 いつ人の気配がするかもわからない、薄い扉越しの情事。 私はこんなふしだらな女だったのか… いや、そもそもこの不良店主をどうにかするべきだ。 自分のお店でお客と。 閉店後の密事に酔いしれる。 果てしなく救いようのない獣2人。
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