219人が本棚に入れています
本棚に追加
柔らかい入り口を、ゆっくり押し広げて進んでくる感覚が背筋を震わせる。
我慢ができなくて、せかす私の腰を押さえつける手が力強い。
ふとした仕草が、荒っぽくてすきなんて、私は自分がここまで征服されたがってた事を初めて知った。
全ておさまったところで私の口を塞いで律動を始める。
初めに必ずちょっと強めに突かれるから、声が出る。
これも絶対ワザとだ。
「っ!…っ…!っふ!」
ギシギシと軋む机の音が鼓膜を刺激して、子宮に到達していく。
ぶつかる肌の衝撃、ガタガタと振動する椅子、履いたままのハイヒールが床を擦る音も。
全部が感度を上げていく材料になる。
永遠に終わらないでほしい。
このまま本物の獣のようにずっとつながったままで過ごせたら…
私は
ただ、この歪んで始まってしまったこの恋を
愛に昇華できるのに…
最初のコメントを投稿しよう!