深夜のチャイム

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あの下世話な噂をしていた女学生たちも、 今、私の後ろで血まみれで倒れている森という教師も、 私の学の妨げにしかならない。   そして、今泣き崩れているこの女も。   私は手に持つ包丁に力を込め、 ゆっくりと玄関のドアを開けた。
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