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電気を消すと、
静けさが増したような気がするのは気のせいだろうか。
チャポン……
水の音がやけに響く。
あっくんは湯舟にカラダを沈めると、
私をゆっくりと引き寄せた。
バスタブは広い。
あっくんが足を伸ばしても余裕がある。
なのにあっくんは私を背中から抱きしめて、
カラダを密着させた。
私の背中と
あっくんの胸の間で
少しぬるくなったお湯がチャプチャプ揺れた。
「ひかる。電気消した方が……なんか気分が盛り上がっちまうんだけど?」
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