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ひかるの弱点に口づけすると、
お湯の中でもひかるが小さく跳ねる。
「……あっくん……ダメだってば……」
息も絶え絶えに俺の手を止めようとするひかる。
ひかるがもがけばもがくほど……
ダメだと言えば言うほどに……
俺の気持ちは昂ぶっていた。
ひかるの艶っぽい声が耳の中で響いて
時折意識が遠退(トオノ)きそうになる……
「……ダメ……」
ダメって言われて……
やめられるわけないだろ?
俺はこの時、
自分がわがままな男だって……
再認識したよ。
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