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「……もう……だめ……」
ひかるはそう言って俺のぶかぶかのTシャツを羽織っただけでソファにぐったりとカラダを投げ出した。
俺が氷水の入ったグラスを手渡すと、ひかるは一気に半分ほど飲み干した。
ひかるの顔もTシャツの裾(スソ)から除く太腿(フトモモ)も
全部桜色を超えていた。
長風呂をしちまったことは言うまでもなく、
あれから何をしてたかは……
このひかるの消耗っぷりを見て想像してほしい。
俺も半分のぼせている。
「大丈夫か?」
ひかるの隣に深く腰を降ろすと、ひかるが俺を軽く睨む。
「……大丈夫なわけ……ないでしょ……?」
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