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私たちはそのまま寝室に入り、
タオルケットも適当に引き寄せる程度にしてカラダを寄せ合った。
長湯をしたせいと、
予想外のあっくんのいたずらに
カラダにはまだ熱が残ったまま完全には冷めていない。
エアコンの温度はいつもと同じ設定なのに
今夜は少し汗ばんで、このままじゃ寝付けそうになかった。
「あっくん、エアコンの温度……下げてもいい?」
私が言うとあっくんはわずかに汗が滲む私のおでこから前髪を掻き上げた。
あっくんの手に私の汗が拭きとられる。
「ひかる……まだ冷めないのか?」
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