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まだ熱を溜めたままのひかるのカラダに寄り添いながら
ひかるの表情を食い入るように見つめる。
目は口ほどにものを言うって、言うけれど、
こんなにわかりやすいとは知らなかった。
ひかるのとろけるような視線に
一度治まったはずの疼(ウズ)きが少しずつ膨れ上がる。
ひかるは俺と同じものを感じてるはずなのに
それを隠したつもりなのか、目を閉じて深呼吸を繰り返す。
……教えてやろうか。
何かに耐えるわずかに歪んだ表情にこそ……
どうしようもなくそそられるってことを……
「ひかる……マジでお前のこと壊しそうだ……」
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