【お風呂 編】

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俺の言葉にひかるの瞳はさっきよりも大きく揺れる。 「ダメだよ……あっくん……」 そう言って顔を伏せるけど、 俺を押し退(ノ)けようとして胸に置かれたひかるの手のひらの温度が 『ダメ』と言っていない。 俺を避(サ)けるどころか 俺を引き寄せているのかと錯覚する。 「ひかる……」 俺がもう一度呼ぶとひかるは観念したのか俺の胸に顔を埋めた。 ひかるは顔も上げずにそのままで言った。 「あっくんになら……壊されてもいいよ……」
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