965人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
ひかるの笑顔に顔が綻ぶ。
ひかるが壊れそうならば、
俺の方はもうとっくに壊れてる。
俺は鼻で笑った。
自分自身に笑えてきた。
ガキの頃からひかるの前ではあんなに大人ぶって見せてたのに、
今はひかるの言葉一つ、表情一つに揺さぶられて
すっかり俺の方がわがままなガキになっちまってる。
かっこワリーけど、
それでもそれほどに……
ひかるが好きだった。
最初のコメントを投稿しよう!