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少し恥ずかしいけど……
でも、いいの。
あっくんの優しさが胸の奥に染みてくる。
普段は届かないあっくんの髪をそっと撫でる。
あっくんを振り回してばっかりだったチビの私に
あっくんが甘えてくれるのは……
想像以上にうれしかった。
思わずキュッと腕に力が入ってしまうくらい。
「ひかる……言っとくけど、理性にも限界はある」
「……あ、ごめん」
あっくんに言われてカラダを離した。
そして、あっくんの腕枕に後頭部を委ねて
いつもの定位置にカラダを落ち着けた。
「やっぱ、ひかるに甘えられる方がしっくりくるな」
あっくんにそう言われて……
……その通りだと思った。
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