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鼓動が高鳴ってじっとなんてしていられない。
私はその早まった鼓動に突き動かされるように手早く髪を洗い、
カラダにも手を伸ばす。
『俺が洗うから……』
……無理だよ、無理。
私はいつもの二倍速の早さでカラダも洗った。
シャワーで泡を流していると、
擦りガラス越しにあっくんの影が映りこんだ。
私が慌てて湯舟に入り、
肩まで滑り込んだところであっくんがドアを開けた。
私は咄嗟にあっくんに背を向けた。
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