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……始まっていいわけ……
……ない。
「……あっくん……入って……」
私が言うと、あっくんはもう一度カラダを流してから湯舟に脚を入れた。
視線が行き場に困って、なんだか目が回りそう。
「……あ。あっくん……。電気……消さない?」
あっくんは一度カラダまで沈めてから潜伏している私を見つめた。
「わかった」
あっくんは口角をゆっくりと上げて湯舟から出た。
そして、ドアを開けて電気のスイッチに手を伸ばす。
電気が消されて脱衣所からの明かりがこちらに差し込む。
あっくんがゆっくりと湯舟に戻った。
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