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俺が上。
ひかるが下。
二人で目を合せると、ひかるが自分の身体を起しながら俺の胸を押した。
「あっくん、お客さんだよ、行って」
俺がベッドか降りると、ひかるも慌てて立ち上がって「お茶用意するね」と言ってキッチンに向かった。
ひかるとの時間を邪魔されたようでがっかりしながらも、
ひかるが教えてくれたあの時からこういう時はちゃんと切り替えるって決めたんだ。
インターホンのモニターを受ける前に一度咳払いをしてボタンを押した。
「お待たせしまし…た……」
モニターに映る画像に唖然とする。
「じゃじゃーん!来ちゃったわ」
モニターのカメラを覗き込むお袋と、その横で申し訳なさそうに立っているひかるの母親、秀子さんだった。
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