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「はあ?」
俺は大声をあげながらモニターを切って、うなだれながら仕方なく解除のボタンを押した。
「あっくん、どうしたの?」
既にお湯を沸かして準備を始めているひかるにはお袋の声は届かなかったらしい。
「……来たんだよ」
「お客さん?」
「おせっかい二人組」
ひかるにはそれで伝わったらしい。
表情が固まって、眉間に一瞬溝が出来る。
「もしかして、お母さんと節子おばさん!?」
「当たり」
俺の言葉と同時に再びインターホンが鳴った。
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