【あっくんの 願い】 

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「素敵……」 私が部屋全体を見回して言うと、あっくんも満足気に笑った。 「二人ならそんなに広い必要もねえし、これくらいで充分だろ?」 「うん!いい感じ」 「揃えるものも最小限でいいし、内装は壁紙とカーペットを敷くくらいでいいんじゃねえか?」 「うん!いいと思う」 私はもう一度部屋を見て出入り口の位置に戻った。 「入ってすぐにここに植物があって……、ここが応接テーブルとイス」 私はゆっくりと奥へ進んだ。 「あっくんのデスクはここら辺で……」 「で、ひかるのデスクはこの辺か?」 私はにっこりと頷く。 「そっちの壁側には本棚を敷き詰めて……あ、水道があっちだからお茶のセットは向こうだね」
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