666人が本棚に入れています
本棚に追加
「素敵……」
私が部屋全体を見回して言うと、あっくんも満足気に笑った。
「二人ならそんなに広い必要もねえし、これくらいで充分だろ?」
「うん!いい感じ」
「揃えるものも最小限でいいし、内装は壁紙とカーペットを敷くくらいでいいんじゃねえか?」
「うん!いいと思う」
私はもう一度部屋を見て出入り口の位置に戻った。
「入ってすぐにここに植物があって……、ここが応接テーブルとイス」
私はゆっくりと奥へ進んだ。
「あっくんのデスクはここら辺で……」
「で、ひかるのデスクはこの辺か?」
私はにっこりと頷く。
「そっちの壁側には本棚を敷き詰めて……あ、水道があっちだからお茶のセットは向こうだね」
最初のコメントを投稿しよう!