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「俺はいつだってひかるとひかるの将来を受けとめる覚悟はあるから……
ひかるがこれからいろんな経験をして、
俺のものになってもいいって時が来たら……
ひかるが俺にプロポーズしてくれよ」
私はそこでやっと顔を上げた。
「あっくん……」
胸と目頭に熱いものが込み上げる。
あっくんの目が私にこの上ない愛情を注いでいた。
私だって……
本音を言えば、今すぐにあっくんと……
だけど、
自分には足りないものがたくさんあるっていうことも自覚している。
容姿とかそういうのじゃなくて、まだまだ子供だ。
もっと……
あっくんにふさわしい女性になりたい。
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