一年後……

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「あっくんの、バカ」 ひかるは今度は湯舟の中でも俺に背を向けた。 ひかるが言うには 一緒に風呂に入るのは 『している時より恥ずかしい』ものらしい。 『している時は夢中だから』あんまり恥ずかしがらないで済むんだとか。 っとに、ひかるは こうやって無意識のうちに俺の欲情を煽(アオ)るのが上手い。 俺はそう思いながらひかるの後姿を見つめた。 まとめ上げた髪の隙間からひかるの白いうなじに水滴が流れ落ちてくる。 俺は後ろから抱きしめながら首筋にキスをする。 「水も滴(シタタ)るイイ女」
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