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早い時間に風呂に入ったので、まだ寝るには早いが俺たちはソファに寝そべったままだった。
テレビを点けるとちょうどひかるの好きな二時間もののミステリードラマが始まるところだった。
「あ、このシリーズ好きなんだ」
ひかるは嬉しそうに言った。
俺はこの手のドラマは少しも興味がはないが、ひかるが好きだと言うのでぼんやりと眺める。
ひかるは情報を漏らさないように食い入るように見ている。
うん、キャスティングから言って、コイツが犯人。
と、一人結論付ける俺はいつもひかるに怒られる。
「あっくん、黙って」
こういう時のひかるは少し怖い。
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