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俺が手を伸ばしかけると、ひかるは俯いたまま首を振った。
「そうじゃなくて……」
俺の身体は反応しかけているのに、
ひかるからの意外な返事に少しがっかりした。
それでもひかるは俺にしがみつくように身体を寄せている。
「ひかる……?」
少し心配になって、顔を覗き込んだ。
ひかるは目が合うと黒目を左右に振りながら目を逸らした。
「あっくん……。私、今、夢……見たの」
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