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高鳴る胸の内を悟られまいと、
「そうかもな」
と、平静を装って返事をする。
そんなつもりなどなかったのに、ひかるの頭をそっと撫でると思わず先を催促してしまった。
「……で、どんな夢?」
「ずっと、ずっと……思ってたこと。
あっくんが私を待ってくれるって言ったあの日からずっと……。
ねえ。あっくん……。
私……
あっくんにふさわしい女性になれた?」
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