nationalな日常な変化

2/31
前へ
/611ページ
次へ
一宮楓 18歳 私は本当に可愛くないらしい 「ねぇ、パパ良いでしょ?」 「うーん、でもなぁ…まだ早いんじゃ…ねぇママ」 「そうねぇ、でも防犯に持たせる家庭も多いからね」 「そうそう!防犯よ、パパは私が危険な出来事に巻き込まれてもいいの?巻き込まれるだけならまだしも…」 「おいおい、怖い事言うなよ……」 「お姉ちゃんも持ってるんだし、ね?」 「そうだな、今度の休みに見に行くか」 「本当!?パパ大好き♪」 ガチャ……!! 「御馳走様」 「あら、楓もう食べたの?」 「無駄話してなければ食べ終わる時間……お父さん、バス間に合わないよ?」 「お!まずいな、紅葉、パパ行くから」 「携帯の件、約束だよ!?」 娘と指切りをして笑顔の父親をチラッと見て私は食器を片付け誰よりも先に家を出る
/611ページ

最初のコメントを投稿しよう!

131人が本棚に入れています
本棚に追加