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「少し?」
「家までよ、もう重くて~こんなに買うはずじゃなかったんたけど安くって冷凍食品」
「…………」
顎で家を指すと私に買い物袋を両方渡して先に歩いて行く
嘘……もう家の近くだったんだ……
まだ公園付近だと思ってたのに結構走ってたんだ
「楓!早くしなさい!」
「うん、待って!」
もう玄関まで歩いてるお母さんが呼んでる
そうだ、家……
こんな所にいつまでもいたら蒼太と鉢合わせしちゃう!
そう思ったら走って疲れてたけど、重い袋を持って玄関まで走った
とにかく蒼太には会いたくない
「はぁ……お母さん、早く閉めて!」
「そんなに急がなくても…」
「ママお帰り~あ、お姉ちゃんも帰って来たの?」
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