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「……何がパパよ……ママって何よ、此処は外国かっつーの!」
家を出て歩きながらいつもの様に毒を吐く
何が私も持ってるんだし…よ!
私は高校から持ってるのよ!
小学生の時は持ってないんだから!
「あんの、クソガキ!!」
ダンっと地面を片足で強く踏むと、バスに並んでる人達が一斉に私を見る
「……すみません」
「 楓!」
気まずい雰囲気の中、バスの時刻を確認してると後ろから聞き慣れたら声が聞こえて来る……
これはもしや……!
「蒼太っ!あれ?部活は?」
「試験前だから休み、乗ってく?」
「良いの?」
とか言いつつ、その言葉を待ってた
優しい蒼太は私を窮屈なバスに置き去りにしないって知ってるもんね。
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