第1章

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「なにすんのぉ?」 お酒の勢いも手伝って、声のピッチが高い私。 それを聞いて、なぜかちょっと寂しそうに、 フランス人は言った。 「きれぇなおかお、もったいないです。 なぜおこるぅ?」 ん? 日本語? 「あれ、日本語しゃべるの?」 「はい、すこぉしべんきょぉしまぁあしたぁ!」 拍子抜けした私にむかって、 またぞろ笑顔を向ける。
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