おまけ Round ② ´

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目が覚めたら覚めたで 騒がしいももこをからかって、突っついて また、からかって、弄ぶ。 いちいち、対処の仕方が面白可愛いっつーの。 「あー、タバコうめぇ」 部屋の隅っこでケツ丸出しでTシャツを着るももこを 視界の端っこに入れながら その光景に吹き出す。 「丸見えなんですけど、ももこさん」 煙、違うとこに入りそうだから あんまり面白可愛い事はこれ以上シないで? 「ひ、やぁああぃ!」 丸出しで風呂場に駆け込み、多分パンツを履いてるんだろうけどもさ お前…… カチャリ、と開いたソコを見て 「ね、ももこ、それ誘ってしかも、煽ってるとしか 言い様ない」 燻るタバコの先を朱に染めながら 目の前であたふたと振る舞うオカズを 悩ましく目で追う。 ももこの母親が選出しているという、勝負パンツ。 すげぇ、な。 こりゃ、ヤられる。 「ももこのお母さんに会ったよ」 「へ?」 「お母さん、お前の そっくりだった」 「へへへへへへへへ、へ?」 ももこの可愛いところは 新しい議題が持ち上がると、今までの議題はほぼ なくなってしまうとこ。 吸い寄せられるようにオレの横に座り 「ま、ま、マミーと、でっスか? なななななな、なんで?」 「なぁ、ももこ。 大阪弁、ちょっと喋ってみ?」 煙を明後日の方へ吐き出してから タバコをガラスの灰皿に押し付けた。 「大阪弁」 「む、むむむむ、無理、むりむり むり、です、わたし、無理!」 激しく否定するももこに首を傾げた。
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