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竹山が質問をする前に、注文した皿がどんどん並んでいく。
松波は肉を次々焼いていき、向かいの皿と、自分の口に入れていった。
「松、何か、今日よく喰うな」
ごくんと喉を鳴らしてから、松波が言う。
「昨日から、仮眠しか取ってないですし。糞野郎さんが見つかれば、泊まり込み
になりますから、体力つけとかないと。梅林寺さんの様子気になります?」
にやりと笑った顔に、竹山は肉を焼く。
「さっきもお話ししましたけど、仲良く仕事してますよ。僕なんて、いらないぐらい、四係の皆さんは優秀ですから」
松波が、肉をひっくり返しながら言う。
「現場で、的確な判断と対応が出来て、周りの人間の心情も読める。だから、皆さんの信用を得れたんだと思います。竹さんの指導が、良かったからでしょうね」
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