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そう言って、社長はにやりと笑った。
「誰に、頂いたんでしょうか」
「もらったんやない。許可を取って、作ったんや」
杉田は、遺体から手を離し、ゆっくりリリコに近づく。
「誰に、許可を取ったんでしょうか」
「あんたも、神様にしたろか?」
杉田が、床を蹴る。
寸前で、リリコが、ポケットから出した手を掴めた。
けたけたと笑い始めた社長の顔を、柳下が殴った。
「俺ら、先、行くからな!!」
床に伸びた社長を柳下が引きづり、倉庫を出て行く。
振り払われ、尻もちをついていた田淵が立ち上がり、山上と後に続いた。
「杉田さん、離して下さい」
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