第1章

12/104
前へ
/104ページ
次へ
細田の家に清美は、慶子がいなくても一人で遊びに行った。 細田は、清美に色んな知識を植えつけた。 将来会うべき人物、清美が将来、どの中央省庁に入るべきかを伝えた。 だから、慶子も清美も同じところから始まっているのだ。 だから、想いは一緒なのだ。 だから、清美は優斗の相手として慶子を選んだのだ。 自分以外に優斗に相応しいのは、慶子しかいないと考えて。 ちなみに、幸子は東大医学部に入り、雄介は、東大法学部に入り裁判官を目指していた。 そして、八坂桜は、法務省を目指すことが決まった。 しかも、イブの御曹子との婚約が決まっていた。 八坂桜とは、容姿端麗で勉強ができて、行動力もある人物である。 俊介は、もちろん法学部で警察庁を目指す。 秀一も、警察庁を目指す。 佐山理彩は、日本の古来よりある鹿島家の腹心の家系で金融庁を目指す。 理彩は、細田元首相の孫で慶子の兄と婚約したのだ。 そして、石坂理恵子は、将来を期待された石坂元首相の孫娘で公認会計士を目指していた。 高校で、日商簿記1級を取得し、会計士にも税理士にもなれるという立場だった。 だが、彼女は 「私は、法務省に入る。 日本の法を、私の手で変えるために。 そして、最終的には会計士になる」 彼女は、大活躍中の会計事務所でアルバイトをしていた。 しかも、彼女は栗岡陽二元首相の孫と婚約していた。 栗岡陽二の孫、栗岡豊は、東大次席で合格した男だった。 誰に対しても優しくて、皆のナイトと言っていい男だった。 理恵子の父は、財務大臣で祖父は、同じく元首相の石坂茂俊なのだ。 つまり、政略結婚の相手が栗岡豊なのだ。 だが、二人はすぐに恋におちた。 彼女が、柔道で主将として活躍してる姿を見て一目惚れしたのだ。 そこで、豊は彼女にアタックを繰り返した後 祖父の力を使って、お互いの祖父同士が話し合って、そして、二人は婚約になったというわけだ。
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加