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俺達七人はすぐ追いかけた。
俺は叫ぶ。
「清美!俺達には、話しなしか?」
清美は一瞬止まって
「話すことは何もないよ。
私は、忙しいの」
そう冷たく言うと清美は行ってしまった。
俺達は呆然とした。
だが、慶子にだけはメールがきていた。
慶子は、清美のメールを一人で読んだ。
慶子、久しぶりだね。
ごめんね。まさか、七人で来るなんて思ってもみなくてね。
あの六人は、かけがえのない六人だから。
今、本来の自分のまま会ってしまったら、今の私(変装した今の自分)に戻れなくなっちゃうから。
だから、冷たくしたの。
でも、慶子とはゆっくり話したい。
明日、夕方五時、昔、教えた私の両親が結ばれた場所で会おうよ。
もちろん、お祖父様もできれば連れてきてくれると嬉しい。❤
慶子は、祖父の細田大輝を連れてここにきた。
そして、堺義弘も来た。
清美は、早く来て待っていた。
清美は笑顔で、三人を出迎えた。
堺義弘を見ると清美は、走りよっていった。
義弘は抱きしめた。
「清美。大きくなったな」
「お父さん……」
清美は、細田大輝を見て笑顔で
「お祖父様……」
大輝も顔をぐしゃぐしゃにいして泣きながら
「清美……」
清美の顔を触りながら
清美がそこにいるのを、お祖父様は感じていた。
「実は、三人に来てもらったのは、ただ会いたいだけじゃないの。
私は、はっきり宣言しとこうと思って。
私は、法務省に入ります。
結婚は、24歳でします。
私は、会計士の資格も取ります。
将来、私が、月島会計事務所を継ぐ時のために」
義弘は聞いた。
「清美、結婚て相手はいるのか?」
清美は笑顔で
「いるよ。お父さんにもいずれ会わせるから」
お祖父様を見て
「お祖父様には、近々変装した状態で会ってもらいます。
お祖父様なら、そう言えばおわかりだと思います」
「そうか。清美、お前は凄い男を相手に選んだな。
清美、彼についていけば必ず、望の敵を取れるし、お前は間違いなく幸せになれる」
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