0人が本棚に入れています
本棚に追加
望は笑いながら、私の頭を撫でて抱っこした。
「パパが、誰よりも信頼してる人物でそれほどの人物だ。私に何かあったらの話しだから、今、考える必要はないよ」
と笑顔で言っていた。
「パパ……」と清美は、ベットの上で涙した。
そして、私の誕生日の日が、偶然にも日曜日だったため父、義弘自ら迎えに来てくれた。
「清美、誕生日おめでとう。
今日は、久しぶりに遊びに行こうか。
それと、清美に一つだけ言っておくことがあってね。
家で家政婦を、雇うことにした。
知子やお前の負担を減らして、自分のやりたいことをやってもらおうと思ってね。
実は、お母さんにもやりたいことがあるんだ」
清美は、驚愕しながら
「やりたいこと?」
義弘は私の頭を撫でながら
「ああ、お母さんは昔は、裁判官という立場で、法曹界の一翼になるとまで言われたほど優秀な人なんだ、もちろん裁判官復帰は無理だから弁護士として復帰する。
でも、望と結婚することになって、もちろん望は裁判官をやりながらでいいと言ったんだが、知子は「私、子供が三人ほしいの。
三人の子供を産むまでは、それだけを考えたい」
そして、清美という最高の宝物を手に入れた
。
「だから、それ以来清美さえ側にいてくれるなら、私は専業主婦でも構わない」という話しだったんだが、「清美が大きくなって、清美がこれからどういう人生を歩むかわからないけど、私が清美に女の戦いというものを見せることができたら」
それが、再び知子が戦いの場にでるきになったきっかけというわけさ。
その家政婦は産婦人科の看護師の経験もある人で、もちろん子供の扱いにもなれてる。
清美、だからお前もこれからは家にしばられず、自分のことを考えていいからね」
と義弘は優しく
義弘は、まず私を遊園地に連れて行って遊ばせてくれた。
そして、昼は温泉に連れて行ってくれて、そこで、父と卓球で勝負した。
いつもは、七戦やると四勝三敗で私が勝つようにお父さんは、私に合わせてくれてた。
今日の対決は、義弘は笑顔になりながら
「今日は、清美は病み上がりだから、私は十キロの重りをつけてやらせてもらうよ。
ただし、本気でやらせてもらう。
いいね?」
最初のコメントを投稿しよう!