無題

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僕『(そんなある日の休日、僕は部屋でゲームをしていた。そして極力部屋からは出ないようにしていた)』 僕『(正直今の僕は父の顔も見たくないくらい嫌いだった。時々幻聴も聴こえる。受験勉強を始める前の僕からしたら今の僕は廃人同然だ)』 僕『(そして僕は急にトイレに行きたくなり、部屋を出た)』 僕『(トイレの扉の前で立ち止まり取っ手を引こうとしたとき、右方向の洗面所の扉が開いていた事に気付き、思わずそちらに顔を向ける)』 僕『(そこには誰かいた。だけど何がいるのかすぐには理解できなかった)』 僕『(数秒して僕はそこに誰がいるのかはっきり見えた。正直、出来れば見たくないものだった)』 僕『(そこには全裸の父が立っていた。僕にはそれが世界で一番汚い物のように見えた)』
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