第1章

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いやいや こんな得体の知れない物の怪を信用してはいけない 「恋仲って‥!何する気だ?!妖術みたいなことか?!やめてくれ気色わるい! 彼女と仲良くは成りたいが健全な関係を俺は築きたいんだ、仕立て上げられた愛なんて望んじゃいないよ!」 ツナギ「私共は妖術なんて使えませんし、いかがわしい薬も使いません。 体は小さいですが、その分 知恵と団結力で生きる我々は、人間よりはるかに平和主義と言えます。 それに、愛とは仕立て上げるものですよ、一途な想いだけで到達できるものではありません。 まぁ、恋愛の協力なんて必要ないとおっしゃるなら、また他の事でも構いません。 一人じゃ出来ない、が頼れる人がいない、とお困りの事があればお力になります」 「…部屋のレイアウトを変えたいんだけど、冷蔵庫はそこでベッドはこっち向きにって頼んだらやってくれるとか?」 小っさい体の割に“力になる”なんて確かめたくなった。
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