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ここは街外れの廃墟
元は工場だったと思われる建物には二人の男が立っていた
「ここが依頼の場所らしいな。」
黒のコートを着る男は廃墟を見据えながら言う
「人数13で、能力はBが2、他はDだっけ?」
パーカーに身長よりやや足りない長さの筒を持つ男が答える
「ああ、だがこれは…」
黒コートの男がいいかけた途端、爆発
廃墟を囲むように爆発が響き、火の手が上がっていく
そして唯一の退路である二人の後方からは、昔ながらのヤンキーのような奴らが、お揃いのライダースジャケットにこれまた懐かしの鉄パイプを叩きながら現れた
「いつの時代だよ…」
パーカーの男、澤木和夢は筒の中身を取り出しながらツッコミをいれる
そして、廃墟の中からはこれまたいかにもな、ヤンキーの頭らしき男が歩いてきた
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