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昨日体験したことで気付かされ、目が覚めたような気分になった。
このままではいけないことは分かっている。
が、どうすれば良いか。
何からはじめればいいのか自分でもよく分からない。
東京で自分は好き勝手生きて、母の日も誕生日もお祝いするらしたことがない。
ずっと無視してきたことに罪悪感があり、いま地元に帰ったところで和解できるかそれもまた不安。
というようなことを翔子さんに聞いてもらった。
翔子さんは、
「昨日のことがきっかけにしろ、親のこと思い出しただけで充分じゃん。
るりがそう思えたってことだけで100点だよ。
いきなり仲良し親子とは、そりゃ簡単にはいかないけど、帰って来て嬉しくない
親なんてどこにもいないよ。
何があっても、るりを生んでくれた親に変わりはないんだから。」
これだけで、私はもう満足だった。
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