第1章

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私もいつか、母親を温泉に連れて行ってあげられる日が来るといい。 翔子さんの話しはすべてに納得できて、素直に受け入れることができた。 翔子さんに聞いてもらえて、やっぱり良かった。 まだまだ翔子さんからは学ぶことが沢山ある。 けど、もう頼ってばっかりいられない。 やっと自分で気がついた。 これからは自分自身で未来を切り開いていかないと。 翔子さんありがとう。 家に帰り、翔子さんから聞いた話を反芻する。 母親に連絡をしたいが、何年も話していなかったこともあり、いきなり電話して うまく話せる自信がなかった。 考えあぐねた結果、私は手紙を書くことにした。
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