第1章

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三連休だった為、営業しているお店が少なく、行き付けのお店は休みばかりだった。 お店を悩んでいたら、 「昔お世話になった人がやってるお店なんだけど、そこでもいい?」 翔子さんが選ぶお店ならどこでも良かった。 電話を切って、約束した時間までたっぷりあったのでお風呂をためて準備を始めた。 湯船につかりながら、翔子さんと出会った日のことを思い出していた。 銀座のクラブのホステスには珍しい、笑い方が豪快で酒豪。 これまで翔子さんが酔っ払った姿は何度も見たことあるけど、お酒にのまれて潰れたところは一度も見たことがない。 いつも笑いが絶えない、楽しいお酒だった。
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