母に騙されたので学校辞めたい

3/8
前へ
/138ページ
次へ
「大体!この学校色々と物の値段がおかしいんだよ!何で学食の一番安いおにぎりで二千円なんだよ!どう見てもただのおにぎりじゃん!」 外部生で学食料金免除の特権を貰っているからいいものの、もし免除が無ければ今頃俺の財布には一銭の金も残っていなかっただろう。 「あー、あのおにぎりは学園が超最高級の米を取り寄せて作ったこだわりの……」 「分かった!もういい!これ以上俺のライフを削るな!」 腐男子でネットに精通しているとはいえ、やはり金持ち。この訳の分からん価格設定に何の疑問も感じていないようだ。 「誰か俺の……俺の味方はいないのかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「正義の味方参上」 「何!?」 まさか返事が返ってくるとは思わなかった。 慌てて後ろを振り返れば、そこにはニヤリと不敵な笑みを浮かべてこちらを見つめるイケメン金髪ピアスの姿が。 「なんだただのホストか」 「先生と呼べ馬鹿者」
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1725人が本棚に入れています
本棚に追加