王道転校生が来たので学校辞めたい

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「そ。今回は回避できても、次会った時にまた寄ってきたら面倒だろ? 自分に対する重すぎる愛ほど怖いものはない。素直に肯定するのと、肯定しながらも重い愛で相手に恐怖感を与えるのとでは後の結果が全く違う」 なるほど、そこまで考えていたとはな。やはり蓮に頼ったのは正解だったようだ。 「でも、そこまで考えてるんだったら良い肯定の仕方じゃなくて、良い拒絶の仕方は無かったのか?」 「会長みたいなタイプは拒絶されればされる程燃えるタイプだ。恐らく今まで拒絶なんてされたことがないから、されると余計に燃え上がっちゃうんだろうな」 「へーえ、変わってるな」 「まあ、あとは……」 「あとは?」 蓮は少し迷う素振りを見せた後、ビッと親指で自身を指した。 「ほら、俺腐男子だし?wwww」 ……前言撤回。やっぱりこいつに頼ったのは間違いだったかもしれない。
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