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「親友だ」と言われたとき、これは夢なのか?と本気で考えた。
だって、今までに親友なんていなかったのだから。
友達だって、片手に収まるほど。
そんな私に、高校に入って間もないときに親友ができるなんて。
それこそ、奇跡。
なにはともあれ、君と話しているうちに
分かったことがあるんだ。
私の心は、人の暖かさに触れないように守っていた。
なぜか?
一度、暖かさに触れてしまうと、平和ボケしてしまうから。
けれど、気づかないうちに君は
私の心を溶かしていったんだ。
君が私にかけた言葉で、私が涙を流したのは何度あったろうね?
悪い意味じゃないよ。
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